
「マインドマップ」がいいって聞いたけど、どう役立つんだろう?

どうやって描くんだろう??
私もマインドマップを知ってすぐに興味を持ちましたが、いざ今まで描いたことのないものを描くのって、不安ですよね。
描き方もよくわからない…。
具体的に、マインドマップを「どのように役立てるのか」知って、納得することで描きやすくなるはずです。
そこで今回この記事では、阪急コミュニケーションズ 矢嶋美由希「描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ」(2012年)から、マインドマップの利点・マインドマップがコミュニケーションに最適な理由の2つに焦点を絞って、紹介したいと思います。

マインドマップの描き方がわからずモヤモヤとした気持ちを抱えていた人でも、この記事を読めば安心してもらえると思います!
ぜひ最後まで記事を読んだら、さっそくイメージを膨らませてマインドマップを描いてみてくださいね。
マインドマップの優れたところ
マインドマップって何?
マインドマップは、中央にメインテーマを描き、それをどんどん細かく分解していくような作業です。 メインテーマから出てきた太い枝(「メインブランチ」と言います)を、まずは中くらいの枝に分解し、その1本1本を細い枝に分解し、さらに細い枝に分解し……ということを繰り返します。そうすることで、ひとつのテーマをさまざまな視点から隅々まで検証することができます。しかも、それらすべてを1枚の紙に描き出すので、全体を俯瞰できるだけでなく、つながりを意識して眺めることもできます。
21・22ページより引用
マインドマップは主にビジネスパーソンの間で広まっていきましたが、ビジネスパーソンだけのものではなく、むしろ日常の生活でどんどん活かすことができるものです。
例えば、
- 買い物リスト
- 旅行プラン
- 家庭の相談事(家事分担、育児の方針)
- 予定表やToDoリスト
などで使うことができますよ。
マインドマップの優れたところは、すべてが枝によって「紐づけ」られていることです。
思考がどのように分解されたかの過程がすべて見えるので、つながりを意識して眺めることができて、わかりやすいんです。
「マインドマップ」は1枚の紙に、メインテーマから枝を伸ばす作業です。
箇条書きとの比較
マインドマップ | 箇条書き |
思いついたままに描き足せる | 追加や削除を繰り返すとグチャグチャになってしまう |
「枝を伸ばす」ことで、その先のことまで意識が向く | 1つの項目で完結になってしまって、その先のことまで考えない |
箇条書きで何かのリスト書いているとき、最初のほうで書いたことに関係する何かを思いついたとしても、箇条書きの最後に書き足すことになってしまって、わかりづらくなってしまうんです。
その点、マインドマップならその最初のほうで描いたことに関係しているなら、そのことから枝を伸ばして描き足すので、思考の流れが確認しやすいです。
さらに、マインドマップの「枝を伸ばす」という作業では、テーマの先に何が続くか考えるようになります。
頭に浮かんだことをつなげていくことで、「そういえば…」とスルスル頭の中から考えが湧いてくるようになりますよ。
描き足しやすく、思考の流れを促してくれます。
「知らないこと」を知ることができる!
マインドマップでは「とにかく描く」ことが大切。
描く作業自体が、頭の中を整理し、問題解決になるヒントを見つけることになります。

何のために描くの?

描いて、どうしたいの?
と目的意識を持って、自分の頭に浮かんだものをどんどん描いていきましょう。
描いているうちに、自分に足りないものや、「知らないこと」を知ることができます。
どんどん手を動かして、描くことで「知らないこと」を知る!
自分の思考をそのままに
マインドマップは、思考のままに描いていいんです。
枝が何本も均等に綺麗に伸びなくて、1つの枝からしか伸びなかったとしても、それは

このテーマで掘り下げることは、この1つだけだ!
と明確になります。
また、削除する場合も消しゴムなどで完全に消してしまうのではなく、バツ印や二重線で消したりして、残しておきましょう。
あとから自分の思考の過程をたどるときに

そうそう、こう思ったんだけど、やっぱり無しだと思って消したんだよね!
とわかりやすくなります。
思考の過程がわかりやすいのは、マインドマップの大きな利点です。
箇条書きで書こうとすると、つい頭の中で整理してから書いてしまうものです。
また、マインドマップでは色や形などをどんどん使っていきます。
全体を視覚でとらえやすいのも、マインドマップの良いところですね。
マインドマップでは、自分の思考をそのまま描きだすことが重要です。
頭の中を視覚化する
「頭の中のゴチャゴチャ」が1枚の紙の上に広がっている光景を眺めるのは、とてもおもしろいものです。
頭の中の「アレ」や「コレ」がどう進んで行って、どこでどうつながるのか…。
順に枝を追うだけでゴチャゴチャとした頭の中がそのまま見えるようになります。
日常生活は本来、ゴチャゴチャしたものです。
頭の中が常に箇条書きのように綺麗に整っている人なんて、いませんよね?
マインドマップも一見ゴチャゴチャしているようですが、描いた人なりの法則でつながっているんです。
「頭の中のゴチャゴチャ」は、視覚化でわかりやすくなる!
マインドマップはコミュニケーションツールとしてもピッタリ!
マインドマップを見れば描いた人のことがよくわかる
マインドマップは、人に「伝える」点でもとても優れているんですよ。
見るだけで描いた人の思考の流れがわかるだけでなく、枝の描き方や色の使い方などでさまざまなイメージが湧き上がってきます。
例えば、一見コワモテでがっちりした見た目の「チョットこわい」と感じる人が描いたマインドマップを見てみたら、パステルカラーを使い、枝は優しくしなやかに伸びている…。

優しくて、繊細な人なのかな
と思ったり。
枝の幅も長さもどれも均等に綺麗に伸びている人のマインドマップを見たときは、

きっと几帳面な人なんだな
と思ったり。
マインドマップは人に内容を伝えるだけでなく、人柄も伝えられるコミュニケーションツールなんですね。
おわりに
マインドマップの利点・マインドマップがコミュニケーションに最適な理由の2つを紹介してきましたが、いかがでしたか?
この他にも本書では
- 日常生活での活用例
家族旅行の計画 - 学びのための活用例
子どもがマインドマップを描いたら - 仕事に活かす活用例
マインドマップでトラブル解決! - マインドマップの7つのルール
などなど、マインドマップを描くならこれ1冊で十分にマインドマップの良さと描き方がわかる内容が書かれています。
気になったら、ぜひポチッと購入してみてくださいね。


最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
コメント